阪急、阪神両百貨店を経営する「阪急阪神百貨店」(大阪市)が昨年、阪神タイガースのリーグ優勝を見越して下請け業者に発注していた優勝記念商品の代金を、逆転優勝を許した後、半額程度に減額して支払っていたことが13日、わかった。
公正取引委員会は下請法違反にあたるとして、近く同社に勧告する方針。
関係者によると、タイガースが首位を独走していた昨年7月頃、優勝記念用のタオルや文具などの作製を十数社に発注。しかし、同11月、代金を半額程度にして支払った。減額分は1億円を超えるという。
同社は公取委の調査が始まった12月、減額分を追加して支払ったという。
同社を傘下に置く「エイチ・ツー・オーリテイリング」は「仕入れ価格分の全額は2度に分けて支払った」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090214-OYT1T00005.htm