札幌市のアマチュア天文家渡辺和郎さん(53)らが発見した小惑星が、神奈川県茅ヶ崎市沖の「烏帽子(えぼし)岩」にちなんで「Eboshi」と命名され、渡辺さんが14日に小惑星の写真や軌道図のプリント入りの額を服部信明・茅ヶ崎市長に贈った。
Eboshiは、直径が推定約10キロ。火星と木星の間にあり、太陽の周りを5・4年かけて回る。渡辺さんと仲間の天文家が1994年10月2日に見つけた。
土井隆雄さんと野口聡一さんの2人の宇宙飛行士とゆかりのある茅ヶ崎市が昨年6月、命名提案権のある渡辺さんの了承を得て、市民から名前を公募し、「Eboshi」と選定。
渡辺さんが昨年11月に国際天文学連合(IAU)に申請し、今月9日付で登録された。