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2009年02月14日(土) 08時00分

「ロボット未来形」病院でお手伝い、災害現場でレスキュー読売新聞

移動して歩行者に道を空けるロボット(13日午後)=加藤祐治撮影
被災した建造物内での情報収集活動を目的に開発された「閉鎖空間内高速走行探査群ロボット」(13日)=加藤祐治撮影

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は13日、2015年に実用化を目指す先端ロボット6体を決定したと発表した。

 NEDOでは06年から、現在の産業用ロボットがより進化した「次世代産業用」、病院や介護施設で働く「サービス用」、災害や事故現場向けの「特殊環境用」の3分野で、先端的なロボットの開発を進めている。今回、基礎研究を行った18体から実用段階に進む6体を絞り込んだ。

 デモンストレーションでは、国際レスキューシステム研究機構などが開発した災害現場のがれきの上も走破する探査ロボットと、村田機械などが開発した病院で薬や備品を運ぶ搬送ロボットの2体が披露された。探査ロボットは、重さ約20キロ・グラム。無線操縦で人間が入れない場所にも入り込める。魚眼レンズや赤外線カメラを備え、パソコン側で立体的な地図表示ができるなどの機能を持つ。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090213-OYT1T01123.htm