調整が難航していた民主党の小沢代表とクリントン米国務長官との会談は、日程がほぼ終了した17日夜に行うことで決着した。
民主党の要請を受け、米側が日程の再調整に応じた。米国務長官と民主党代表の会談は初めてとなる。
民主党幹部によると、米側は当初、17日午後の会談を打診。同党側は小沢氏の衆院選対策のための地方出張と重なるとしていったんは断ったが、米側は14日、17日夜に日程を遅らせてきたという。米国務省高官は小沢氏との会談について、「要人と知り合いになるのが第一の目的だ」と説明した。党内では「選挙行脚より会談を優先すべきだ」との声もあっただけに党内では安堵(あんど)感も漂っている。
小沢氏は14日、都内で開いた「小沢一郎政治塾」での講演で、「党内でも、私がなんだかんだ言うから『日米関係、大丈夫か』と余計な心配をする人がいっぱいいるが、日米交渉を通じて私なりに彼らと信頼関係を結んできているし、彼らもきちんと分かっていると思う」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090214-OYT1T00783.htm