自民党の農業政策を検討する農業基本政策委員会(西川公也委員長)が13日開かれ、現行のコメの生産調整(減反)を堅持し、政府が検討している減反の「選択制」導入には反対する方針を決めた。
政府の見直し方針に対し、明確な反対姿勢を示したことで、農政改革を巡る政府と自民党の対立は一層深刻になった。
委員会では、「党としては、政府が何を言おうと、今の(減反)制度を継続する」との西川委員長の提案に異論は出ず、今後は現行の減反政策の維持を前提に農政改革の議論を進めることで一致した。3月末までに、委員会としての議論をまとめ、総選挙に向けた党の選挙公約に反映させる考えだ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090214-OYT1T00116.htm