日本列島は14日、北海道付近の低気圧に向かって南から暖気が流れ込み、静岡市で午前11時に2月としては観測史上最高の25・2度の夏日を記録するなど各地で4月—6月並みの暖かさとなった。強風も吹き荒れ、気象庁は北日本で15日にかけて風が非常に強くなるとして、暴風や高波への警戒を呼び掛けた。
気象庁によると、静岡市は1969年1月に25・7度を記録したが、2月としては過去最も高かった2006年の24・6度を超えた。
未明から朝にかけての最低気温は千葉で17・0度、横浜で16・3度で、平年より14—15度高かった。新潟県の糸魚川では午前1時40分に2月としては観測史上最高の23・6度を観測した。積雪の多い地方では、なだれや土砂災害に注意が必要という。
風も強く、14日未明に高知県室戸岬と千葉で、最大瞬間風速29・9メートルを、午前10時ごろには栃木県・日光で32・5メートルを観測した。
北日本では15日にかけて風が非常に強く、予想最大風速は陸上で18—20メートル、海上で20—25メートルで突風を伴う。
予想される波の高さは北海道太平洋側と関東、伊豆諸島で6メートル、北日本日本海側、東海、近畿南部で5メートル。
(2009年2月14日12時51分 スポーツ報知)
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