国民健康保険税の負担を引き上げる条例案が昨年12月の議会で否決された東大和市は13日、新年度の国保税の引き上げを断念することにした。財源不足については、一般会計からの繰り入れで対応する。尾又正則市長が同日、記者会見で明らかにした。
市は、改正案提出を断念した理由について、「(3月議会が迫っており)準備期間が足りない」と説明。増収を見込んでいた部分については、財政調整基金の取り崩しや緊縮型の予算編成によって財源を捻出(ねんしゅつ)した。
否決された改正案では、1人あたりの負担額を平均5・3%引き上げ、約9200万円の増収を見込んでいた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20090213-OYT8T01152.htm