新宿区は13日、省エネ効果の高い家電製品などを購入した区民らに新年度からポイントを与え、公共施設の利用料割引などの特典を設ける方針を発表した。買い替えの際に環境への配慮を促す狙い。新年度予算に関連費用5513万円を計上する。
ポイント付与は太陽光発電システム導入などの設備投資や省エネ製品の購入、清掃などの環境保全活動への参加が対象。たまったポイントは区内の公共施設の優待のほか、多摩地域などで行う植林ツアーでも利用できる。制度について小売店への周知を図り、区民が区にポイント取得を申請する方法も検討する。
区は2008年度、区内の事業者などとともに「区3R推進協議会」を設立。レジ袋削減に協力する商店利用者に「エコ自慢ポイント」を与えエコグッズと交換するなどしてきたが、利用者は約250件と低迷していた。区では今後、両方のポイントに互換性を持たせて利用者増加を目指す。
区の新年度一般会計当初予算案は前年度比5・2%増の1270億5200万円。保育園分園の設置による待機児童解消策に5941万円を盛り込んでいる。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20090214-OYT8T00094.htm