財団法人「日本動物愛護協会」(港区)が創立60周年を記念して創設した日本動物大賞に、上野動物園(台東区)のニホンツキノワグマ「クー」(3歳、メス)=写真=が選ばれた。また、動物愛護への貢献者に贈る動物愛護賞は、NPO法人「日本動物生命尊重の会」(世田谷区)などが選ばれた。授賞式は4月。
大賞は、31件について審査委員長の映画監督、羽仁進さんらが選考。クーは2007年冬から上野動物園で人工冬眠しており、現在、来園者は様子をモニターテレビで見ることができる。
日本動物生命尊重の会は、1993年設立。04年に都動物愛護相談センターから指定を受け、保健所で処分の対象となった犬や猫を保護し、新しい飼い主に引き渡すなどの活動をしている。金木洋子代表は「思いがけないことでありがたい」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20090214-OYT8T00104.htm