世界最高峰のオーケストラのひとつ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターを約25年間務めてきた安永徹さん(57)の同フィル最終公演が13日、本拠地のベルリンで行われ、約2400人の聴衆を魅了した。
この日はシューマンの交響曲第4番など4曲を演奏。このうちピアノ協奏曲では世界的ピアニスト内田光子さんと協演した。演奏が終わると拍手が鳴りやまず、指揮をしたラトル芸術監督は何度か安永さんの肩を抱いて長年の貢献をねぎらった。
安永さんは1983年に同フィルの第一コンサートマスターに日本人では初めて就任。「帝王」カラヤンのほか、アバド、ラトルの3人の芸術監督の下で名門オケのまとめ役を担ってきた。
3月にベルリン・フィルを退団し、日本に戻ってソロ活動などを行うという。(共同)
(2009年2月14日11時44分 スポーツ報知)
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