【ローマ13日共同】英大手金融グループのロイズ・バンキング・グループは13日、傘下銀行のHBOSの2008年12月期決算が、税引き前の純損益が100億ポンド(約1兆3000億円)の赤字になる見通しだと発表した。
金融危機により金融市場が急激に悪化、法人部門で多額の減損が生じたことが主因としており、グループ全体でも大幅な赤字決算が避けられない見込み。HBOSはロイズTSBに救済合併された。グループは英政府から公的資金による多額の資本注入を受けた。
英国では、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が1月、08年通期で220億−280億ポンドの損失を計上する見通しになったと発表した。