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2009年02月14日(土) 16時51分

宙に浮く五輪招致国会決議 民主が慎重姿勢東京新聞

 2016年夏季五輪の東京招致を求める国会決議が宙に浮いている。

 与党は12日の国際オリンピック委員会(IOC)に対する立候補ファイル(開催計画)提出に間に合わせようと、6日に決議案を提示し早期採決を求めたが、民主党は「党内外の機運が盛り上がっていない」として拒否、採決は見送られた。

 自民党の大島理森国対委員長は「時期を見ながらあきらめずにやる」と強調。招致委員会会長の石原慎太郎東京都知事は「近々議決されるだろうと確証を得ている」と期待を寄せるが、民主党は慎重姿勢を崩していない。

 民主党が慎重なのは、7月の都議選を控え、石原氏と民主党都議団が対決姿勢を強めていることや、招致に反対している共産、社民両党への配慮などからだ。鳩山由紀夫幹事長は13日の会見で「いまさら決議をやる意味があるのかと感じている」としつつ「遅れてもやるべきだということであれば、検討する余地はある」と含みを残した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021401000389.html