民主党の菅直人代表代行は14日、仙台市で街頭演説し、麻生太郎首相を強く批判した小泉純一郎元首相を「究極の愉快犯だ」と批判、「自分が麻生氏の後のキングメーカーになる展開を狙っている。びっくりする人をすえて、自民党人気を高めようとしている」と指摘した。
党緊急雇用対策本部長を務める菅氏はこれに先立ち、失業などのため路上生活をしている人に当面の住居を提供している同市内の支援センターを視察。同行した梅原克彦仙台市長らは、東北地方に同様の施設がほかにないことを説明し「各都道府県に最低1カ所は支援センターをつくるよう国に要望してほしい」と訴えた。菅氏は「既に厚生労働省に伝えてある」と応じ、失業者支援の充実を政府に強く働き掛ける考えを示した。