京都市は14日、ノーベル物理学賞を昨年受賞した益川敏英京都大名誉教授(69)に、名誉市民の称号を贈呈した。
この日、国立京都国際会館(同市左京区)で開かれた式典で、門川大作市長が表彰状とメダル、記念の盾を手渡した。
益川さんは「“京都人”というのは住んでいるだけでなく、3代住まないといけない。僕は1代。子どもたちにもよく教えて、京都の文化人に恥じない家庭をつくっていく」とあいさつした。
京都市の名誉市民第1号は、日本で最初にノーベル賞を受けた故湯川秀樹氏。ほかに、ノーベル賞受賞者の故福井謙一氏や田中耕一氏も名誉市民になっている。