島根県出雲市の30代男性が、出生届が出された時から戸籍に「長女」と記載されたままだったことが14日分かった。
婚姻届を提出するため男性が11日に市役所を訪れて判明。戸籍上“女性同士”の結婚になってしまうため、訂正手続きが終わるまで婚姻届は一時お預けとなった。
出雲市が吸収合併した旧平田市の戸籍に記載ミスがあり、そのまま引き継がれたのが原因。市民課の長廻栄課長は「人生の門出にこのような大変な事態となり申し訳ない。再発防止に努めたい」と話している。
戸籍は当時、出生届を基に職員が手書きで記入する仕組み。男性は長男で、姉もいるという。市は男性と家族に謝罪した。