米ニューヨーク州バファロー近郊で起きたボンバルディア機墜落事故で、米運輸安全委員会(NTSB)は13日、記者会見し、現地で回収したコックピットボイスレコーダーなどの初期解析結果から「操縦士らが主翼にかなりの着氷を確認していた」と述べ、着氷が事故原因の可能性が高いと指摘した。
NTSBは同日朝、ボイスレコーダーやフライトレコーダー(飛行記録装置)を回収し、ワシントンの本部に送り解析を進めている。
事故原因については、事故現場近くでほかの2機の航空機から機体への着氷の報告があったことから、主翼への着氷説が浮上していた。着氷は航空機の機体を不安定にし、大事故につながる危険性が指摘されている。
NTSBはまた、同機の乗員が着氷を取る装置を作動させていたことも明らかにした。
カナダのボンバルディア社は13日、声明を発表、事故現場に技術支援チームを派遣、NTSBの調査に協力すると表明した。(共同)
(2009年2月14日10時02分 スポーツ報知)
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