端午の節句の祝い旗で、金太郎や武者の姿などを描いた縁起物「フラフ」作りが、高知県香美市や香南市などで、最盛期を迎えている。
木綿の生地に下絵を描き、染料で色付け。天日干しした後に縫製してつなぎ合わせる。
大きいものは縦4メートル、横6メートル、室内用は縦1メートル、横1・5メートル。名前はオランダ語で旗を意味する「フラグ」がなまったらしい。
1902年(明治35年)創業の老舗「ハチロー染工場」(香美市)では、4月末までに約500枚を仕上げ、県内や京阪神に出荷する。
4代目の三谷隆博社長(45)は「子どもの健やかな成長を願う親の気持ちを乗せて、大空にはためいてほしい」と話す。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090213-OYT1T00583.htm