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2009年02月13日(金) 22時27分

暖冬で長野・諏訪湖の「御神渡り」拝観式なしスポーツ報知

 長野県・諏訪湖で湖面に張った氷が、せり上がりうねるような筋ができる「御神(おみ)渡り」の拝観式は今年、暖冬の影響で行われないことになった。神事をつかさどる八剣(やつるぎ)神社(同県諏訪市、宮坂清宮司)は13日夜、総代会を開き、神前で「奉告」することを決めた。

 拝観式は氷の筋の様子で世相や農作物の出来を占うなどの儀式。御神渡りは昨年、2年ぶりに確認されたが、今冬は、1月中旬に湖面の広い範囲で薄い氷が張ったものの、すぐ解けた。氷点下10度以下の朝の冷え込みが、数日続かないとできないという。

 長野地方気象台によると、諏訪の1月下旬から2月上旬の平均気温は、最高、最低ともに平年と比べ3、4度高かった。

 宮坂宮司は「こういう気象状況なので、仕方ない」と話した。

(2009年2月13日22時27分  スポーツ報知)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090213-OHT1T00277.htm