雪を固めてつくったスクリーンを使用した映画祭が13日、長野県と新潟県の県境の斑尾高原で3日間の日程で始まった。夕闇に浮かぶ雪のスクリーンに、親子連れの観客から「すごい」と歓声が上がった。
スクリーンは縦約2・7メートル、横約5・4メートル。日本や北欧の短編アニメ、ドキュメンタリー映画などが上映された。
フィンランドで仕事をしている橋本晴子さん(32)が2年前、現地の森で見た雪スクリーンの映画祭に感動し、日本での開催を計画。フィンランドや米国など国内外のボランティア約30人が協力して実現した。
橋本さんは「世界にはいろいろな表現があって、どんな方法でも発表できるんだ、ということを子どもたちに伝えたかった」と話した。長野県飯山市の高校1年生上海綾夏さん(16)は「雪で見る映画のきれいさに驚いた」と感動していた。
(2009年2月13日19時53分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090213-OHT1T00263.htm