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2009年02月13日(金) 12時07分

「玉簾の滝」3年連続の“不凍滝”に?観光協会やきもき読売新聞

3年連続で凍らないことが心配される山形県酒田市の玉簾の滝。勢いよく流れ落ちる様に観光客もがっかり

 毎年厳寒期に凍り、壮大な姿で観光客を楽しませる山形県酒田市升田の「玉簾(たますだれ)の滝」が今年、暖冬の影響で凍っていない。

 酒田観光物産協会は3年連続の“不凍滝”になりかねないと観光客の出足にやきもきし、「今週末には氷瀑のライトアップも予定しているのに」と心配している。

 滝は落差約63メートル、幅約5メートルで、一直線に流れ落ちる滝では県内随一。11日現在、周囲に高さ3〜4メートルほどの長い氷柱ができているものの、滝自体はごうごうと流れ落ちている。

 同協会によると、2007、08年も滝の左右の端は凍ったが、完全な氷瀑とはならなかった。真冬日が3〜4日続き、風が吹くと凍るとされ、凍った滝を写真に収めようと観光客が来るが、がっかりして帰ってしまっている状況という。

 山形地方気象台によると、酒田の2月上旬の平均気温は3・0度と平年より2・0度も高い。もっとも今年の県内は、寒気が一時的に入ることはあっても冬型の気圧配置が持続しない。

 ライトアップは14、15日の午後6時から午後9時まで。駐車場から滝までの約500メートルの雪道には雪灯籠(どうろう)やキャンドルが灯される予定など準備万端といったところだが、同協会は「こればっかりは天まかせです」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090213-OYT1T00015.htm