【カイロ=加藤賢治】エジプト政府系の中東通信は12日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが、イスラエルとの18か月間の停戦を受け入れたと伝えた。
同通信によれば、同日、仲介役のエジプトと停戦協議を行ったハマスのナンバー2、アブ・マルズーク氏は「ガザとイスラエルの境界にある6か所の全検問所の再開を条件に、1年半の停戦に合意した」と述べた。
ただ、イスラエル側が同意したかどうかは不明。イスラエルによるガザ封鎖の解除を意味する検問所再開についても、無条件の開放なのか、ハマス武装化につながる物資搬入を制限するのかなど、詳細は明らかにされていない。