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2009年02月13日(金) 01時13分

無利子非課税国債、首相「資産活用のため議論は重要」読売新聞

 麻生首相は12日の衆院本会議で、利子が付かない代わりに相続税がかからない「無利子非課税国債」を発行する案について「無利子(非課税)国債について現在、様々な議論が行われていることは承知している。現下の金融経済情勢の下で家計などの資産の有効活用を図るため、幅広く議論や検討を行っていくことは極めて重要だ」と語った。

 2009年度税制改正関連法案の付則に11年度までに消費税率の引き上げ準備を行うことを明記したことに関しては、「(社会保障の)安定財源確保に向けた道筋を、従来以上に明確な形で国民に示す必要がある」と強調した。民主党の和田隆志、社民党の保坂展人両氏の質問に答えた。

 同日の本会議では、税制改正関連法案など09年度予算案の歳入関連4法案が審議入りした。

 一方、参院では08年度第2次補正予算の関連3法案のうち、地方交付税法・特別会計法改正案、地方道路整備臨時交付金特例法案が関係委員会で可決された。両法案は13日の参院本会議で成立する運びだ。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090213-OYT1T00104.htm