富士電機ホールディングスは13日、2008年度に国内外で正社員1200人を削減することを明らかにした。景気悪化で半導体などの事業が不振に陥り、人件費などのコストを削減する。
07年度末に国内外で約2万5600人いたが、早期退職者の募集などで既に人員削減に乗り出している最中だという。正社員のほかに非正規労働者約2200人の削減も実施している。
生産拠点も再編し、半導体事業では09年度末までに富山県滑川市と長野県大町市の工場を閉鎖し、長野県松本市と同県飯山市の工場に集約する方向。磁気ディスク事業では3月までに、松本市にある機能を山梨県南アルプス市の工場に移す。