大阪証券取引所の米田道生社長は13日、都内の懇談会で、昨年末に子会社化したジャスダック証券取引所と、自社が運営するヘラクレス市場との統合後の名称を「ジャスダック」に統一する方針を明らかにした。
米田社長はかねてジャスダックのブランド力を評価しており「世間の受け止め方に逆らうことなく、そのままジャスダックとすればいい」と語った。来年秋をめどに統合予定で、ヘラクレスの名称は約8年間で消えることになる。
ジャスダックは国内最大の新興市場で、917社が上場している。名称の継続を求める声は証券業界でも多い。
ジャスダックは日本証券業協会が1949年に店頭売買制度として創設し、2004年に取引所となった。ヘラクレスの前身はナスダック・ジャパンで、01年に開設。02年に名称をヘラクレスに変更した。