楽天が13日発表した2008年12月期連結決算は、純損益が549億円の赤字となり、4年ぶりの赤字だった。保有するTBS株式の評価損など特別損失を計上したため。
ただ、本業の仮想商店街「楽天市場」や宿泊予約は好調だったことから、売上高は前期比16・8%増の2498億円、本業のもうけを示す営業利益は前年の1億円から大幅増の471億円と、いずれも過去最高となった。
三木谷浩史社長は「配送料が大幅に値下がりするなどインターネットの方が価格は安く、消費者が敏感に反応している」と述べた。09年12月期の連結決算予想は公表しなかった。