日本穀物検定協会が13日発表した2008年産米の食味試験で新潟県魚沼産「コシヒカリ」など21点が最上級の「特A」に入った。今回初めて試験対象になった、長崎県が売り出し中の同県県南産の新品種「にこまる」も特Aの評価を受けた。
特Aになったのはこのほか、岩手県県南産「ひとめぼれ」、秋田県県北産「あきたこまち」、山形県庄内産「はえぬき」、熊本県城北産「ヒノヒカリ」など。コシヒカリは、魚沼以外に山梨県峡北産や長野県東信産、京都府丹後産なども特Aに入った。
続くAランクは北海道上川産の「きらら397」や青森県中弘南黒産「つがるロマン」、熊本県城南産「森のくまさん」など44点。
食味試験は毎年実施。専門の試験官が香りや味、粘りなど6項目について基準米と比較して点数を付け、5段階で評価する。今回は127点を試験した。