ビール酒造組合などが13日発表した発泡酒と「第3のビール」を含むビール類の1月の出荷量は、前年同月比18・6%減の2231万ケース(1ケースは大瓶20本分)と、3カ月連続で前年水準を下回った。キリンビールの値上げを前にした昨年1月は、駆け込み需要により出荷量が増加した反動で大幅な下落となった。
種類別では、ビールと発泡酒が6カ月連続のマイナスで、それぞれ22・1%減、28・8%減。低価格で人気の第3のビールだけが11カ月連続プラスとなる2・3%増だった。
メーカー別ではキリンビールが約30%のマイナス。アサヒビールは12・4%減、サントリーの販売数量は約1%増。第3のビール「麦とホップ」が好調なサッポロビールは約7%増だった。