【ニューヨーク12日共同】調査会社ディスプレイサーチが12日発表した2008年10−12月期の北米のテレビ出荷台数は前年同期比で7%減の1070万台だった。景気後退で年末商戦が振るわなかったことなどが足を引っ張った。競争激化で販売単価も下がっており、家電メーカーの経営を圧迫しそうだ。
特に主力の液晶テレビが2%減の870万台となったことが響いた。省エネイメージが強い液晶は北米でも人気を集めており、四半期ベースで前年実績を割り込むのは初めて。
逆に同じ画面サイズで液晶に対して割安な価格で売られることが多いプラズマテレビは、過去最高の130万台(10%増)を出荷した。
メーカー別の市場占有率(シェア)は韓国のサムスン電子が20・4%でトップ。ソニー(14・2%)、米ビジオ(12・3%)、韓国のLG電子、東芝が続いた。