【ニューヨーク12日共同】米インターネット検索大手、グーグルは12日、ラジオ放送向けの広告仲介事業から撤退すると発表した。景気後退の影響もあって計画通りに事業が拡大しなかった。
5月末でラジオ放送向けの広告事業を終結、同部門の売却先を探す。テレビ広告は継続する。ネットラジオ向けの広告は強化していく方針。
オンライン広告分野では圧倒的な市場占有率(シェア)を誇るグーグルは多角化の一環として、2006年にラジオ広告に参入するなど、従来型メディア広告の取り扱い強化を進めた。しかし苦戦を強いられており、今年1月には新聞広告からの撤退を表明したばかりだ。
今回の事業見直しに伴って最大40人を削減する可能性があるとしている。