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2009年02月13日(金) 21時16分

給付金法案採決は20日以降 民主、小泉氏帰国まで先送り東京新聞

 民主党の輿石東参院議員会長は13日午前の参院議員総会で、定額給付金の財源を確保する2008年度第2次補正予算関連法案の採決について、衆院再議決で造反する可能性を示唆した小泉純一郎元首相がロシアから帰国する20日以降まで見送る方針を表明した。自民党の細田博之幹事長は衆院再可決で成立させる考えを重ねて示した。

 民主党内にも、造反の動きは広がらないとの見方から採決先送りに否定的な意見もあるが、小沢一郎代表も出席した13日午後の拡大幹部会で見送り方針を確認した。

 輿石氏は「小泉氏は『(与党が衆院で持つ)3分の2を使うのはおかしい』という私たちの声を代弁してくれた。少なくとも小泉氏のお帰りを待って法案を扱えばいい」と述べた。

 衆院再議決での小泉氏らの造反を期待し成立を阻止したい狙いだが、民主党国対幹部は「いったん衆院採決で法案に賛成した議員が再議決で反対する理由を見つけるのは難しい」と造反は困難との見方を示している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021301000985.html