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2009年02月13日(金) 19時41分

否認のまま母親を殺人罪起訴 06年、鳥取の乳児窒息死東京新聞

 鳥取地検は13日、2006年に生後6カ月の長男を窒息死させたとして、殺人罪で母親の店員永田けい子容疑者(30)=鳥取市=を起訴した。否認しているといい、殺害方法も「不詳の方法で窒息死させた」としており特定できていない。

 起訴状によると、永田被告は生活状況を夫から詰問されるなどして将来を悲観。長男の留唯ちゃんと無理心中を図ろうと決意し、06年8月11日午後7−10時ごろ、鳥取市またはその周辺で、殺意をもって、不詳の方法で留唯ちゃんを窒息死させた、とされる。

 これまでの県警の調べでは、永田被告はこの夜、鳥取市から国道9号を車で走り、隣接する湯梨浜町で交通事故を起こした。助手席から頭を骨折して死亡している留唯ちゃんが見つかったが、直後の司法解剖では死因が特定できず、後に窒息死だと判明した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021301000872.html