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2009年02月13日(金) 18時40分

関東−九州で「春一番」 週末、全国で大荒れの恐れ東京新聞

 気象庁によると13日、関東や北陸、中国、四国、九州で「春一番」が吹いた。九州南部以外は、過去10年で最も早い観測という。低気圧の影響で風の強い状態は週末も続く見込みで、同庁は西−北日本で暴風や高波、大雨などに警戒するよう呼び掛けた。

 13日は九州を中心に気温も上がり、沖縄県の伊是名で26・3度、鹿児島県肝付町の肝付前田で23・7度を記録、2月としては観測史上最高となった。

 同庁によると、朝鮮半島付近の低気圧が発達しながら日本海を東進し、14日朝に北海道付近に達する見込み。低気圧から延びる前線が14日午前にかけて九州から本州を通過するとみられる。

 このため西−東日本は14日にかけて、北日本は15日にかけて風が強く、海上は大しけの恐れがある。14日にかけての予想最大風速は北日本の陸上20メートル、海上25メートル、東−西日本の陸上15−20メートル、海上20−25メートル。

 14日夕までの24時間に、西日本から東北の多い所で100−150ミリの雨が降り、雷を伴って1時間に50ミリ前後の非常に激しい雨が降る所もありそうだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021301000800.html