経済産業省原子力安全・保安院は13日、2007年の新潟県中越沖地震後初となる東京電力柏崎刈羽原発7号機(改良型沸騰水型軽水炉、135万6000キロワット)の原子炉起動計画を「安全上問題はない」として了承した。
ただ地元の新潟県や柏崎市などは、起動には地元了解が必要として協議を始めており、その行方が今後の焦点。起動、運転の時期は未定。
保安院は同日開催した専門家による委員会に計画了承を提案、合意を得た。
計画では起動後、出力を段階的に100%まで上げ、配管からの漏えいの有無や原子炉圧力、蒸気流量、タービン性能などを確認する。東電は、起動、運転は設備の機能確認などの試験としているが、順調ならそのまま通常の運転に入るとみられる。