大相撲元若麒麟の鈴川真一容疑者(25)の大麻所持容疑事件で神奈川県警は13日、鈴川容疑者の尿検査の結果、コカインや覚せい剤など大麻以外の違法薬物については陰性反応が出たと発表した。県警は逮捕時に尿の任意提出を受け、コカインやヘロイン、覚せい剤などの使用の有無について鑑定を実施。大麻成分については鑑定を継続している。
鈴川容疑者はこれまでの調べに「大麻は逮捕前に2度吸った。ほかの(違法な)薬物はやったことがない」などと供述。しかし大麻に興味を持ったのが、2、3年前に大麻に関する雑誌を書店で見たのが契機と説明。時期に開きがあり、供述にも変遷があることから、県警が慎重に裏付けを進めている。
県警によると、同じ大麻取締法違反容疑で逮捕された音楽CD販売会社社員2人についても、大麻以外の薬物検査は陰性反応だった。コカインを所持、使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された同社社員(30)は、大麻とコカイン以外の薬物については陰性。いずれも大麻については鑑定を続けている。