12日午後7時ごろ、愛知県豊田市保見ケ丘5丁目の団地内の会社員後藤伸広さん(45)方で、妻知佳さん(42)と、生まれたばかりでへその緒がついた女児がトイレ内に倒れているのを家族が見つけ119番した。救急隊が駆け付けたが2人とも既に死亡していた。
県警豊田署によると、知佳さんに目立った外傷はなかった。女児は体重約3800グラムで、バスタオルにくるまれていた。知佳さんは約1週間前から体調が悪いと話していたといい、同署はトイレで出産した直後に倒れた可能性が高いとみて、13日に司法解剖して死因を調べる。
後藤さん方は夫婦と子供5人、後藤さんの母親の8人暮らし。12日午後3時ごろに、次女(19)がトイレから知佳さんのうめき声を聞いていたが、自宅に一緒にいた後藤さんは異変には気付かなかったという。