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2009年02月13日(金) 09時55分

振り込め詐欺、全国で警戒 2回目、被害撲滅目指す東京新聞

 振り込め詐欺の被害を防ぐため、全国の警察は年金支給日に当たる13日を集中警戒日と位置付け、現金自動預払機(ATM)周辺に数万人の警察官を動員し、高齢者に注意を呼び掛けるなどの警戒活動を実施した。

 昨年10月15日に続く2回目の集中警戒日。前回は全国で警察官や金融機関の職員が、だまされて現金振り込みに来た人に声を掛け、23件の被害を未然に防いだ。

 警察庁は2月を撲滅月間として、ATM周辺の警戒に加え、だまされたふりをして犯人をおびき出すなど新たな対策にも乗り出しており、昨年10月の撲滅月間の被害(約15億7000万円)の半減を目指している。

 振り込め詐欺被害は昨年急増し、1月から6月までに被害額は約166億9000万円に上った。警察庁は官民挙げての対策に取り組み、今年1月は約9億8000万円と月間の統計を取り始めた2004年7月以降で、最も少なくなった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021301000054.html