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2009年02月13日(金) 00時18分

免許の返納3万人弱、過去最多 高齢者ドライバー対策東京新聞

 高齢ドライバー対策として1998年に始まった運転免許の自主返納で、昨年の返納者は前年比49・8%増の2万9150人で過去最多だったことが12日、警察庁のまとめで分かった。このうち96・4%が65歳以上の高齢者だった。

 バス運賃割引など返納者に対する優遇制度が昨年から急速に全国に広がっており、警察庁はこうした制度の普及が増加につながったとみている。

 まとめによると、昨年の65歳以上の返納者は2万8097人で、年齢別集計が始まった2002年(7236人)の約3・9倍。このうち75−79歳が最多の9326人で、次いで80−84歳が7609人、70−74歳が6460人の順だった。

 都道府県別で返納が最も増えたのは東京で、4533人増の5827人。次いで兵庫が1096人増の1279人、宮崎が929人増の1019人。

 警察庁によると、昨年末までに26都道県で自治体や警察、地元企業による優遇制度が設けられている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021201000517.html