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2009年02月12日(木) 14時09分

国に未認定患者の救済要望 長崎知事、カネミ油症で東京新聞

 長崎県の金子原二郎知事は12日、東京・霞が関の厚生労働省を訪れ、ダイオキシン類が混入したカネミ倉庫(北九州市)製の米ぬか油が原因で今も皮膚疾患などに苦しむ「カネミ油症」の未認定患者の救済を求める要望書を提出した。

 要望書では「未認定患者には原因企業からの補償もなく、高齢化が進み、医療費などの負担も重くのしかかっている」として、現在の認定基準を見直し、幅広く救済するよう求めている。

 金子知事は提出後、記者団に「(厚労省から)実態調査を3月までやり、4月に調査結果を分析する検討会を立ち上げると聞いた。われわれも一緒になって取り組んでいきたい」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021201000412.html