12日午前9時ごろ、神戸市中央区東川崎町の川崎造船神戸工場ドックに停泊していた独立行政法人「海洋研究開発機構」の海洋調査船「よこすか」(4439トン)から出火、約30分後に消し止められた。船員ら男性3人が、煙を吸って病院に搬送されたが、けがはなかった。
神戸市消防局などによると、船は年1回の定期点検中。2階部分の天井ダクトを溶接中に3階部分から出火した。火花が何かに燃え移ったとみられ、2階廊下の一部と3階の2部屋を焼いた。
搬送された船員らは初期消火に当たっていたらしい。 「よこすか」は、全長約105メートル。大深度潜水調査船「しんかい6500」の支援船として深海底の調査を行っている。1月16日からドックに係留していた。