2009年02月12日(木) 02時34分
<神戸製鋼>議員後継候補の経費も肩代わり(毎日新聞)
神戸製鋼所(神戸市)が社員やOBら地方議員候補の後援会の選挙経費を肩代わりしていた問題で、同社が確認できた分だけで肩代わりは7人で、議員が引退した場合も後継者に対して続けられていたことが分かった。肩代わりは1970年代からとみられるが、支出は事業所の担当者が単独で処理し、担当者間で引き継いできた可能性があるという。
肩代わりは神鋼の3事業所が労働組合が推薦する候補の後援会に対し、事務消耗品などの経費を出していた。総額は計8回の選挙で約2700万円にのぼり、加古川、高砂両市では後継候補の後援会にも肩代わりを続けていた。高砂市議候補の後援会の会計担当を務めた労組幹部は「選挙になると(事業所の)担当者と打ち合わせて(神鋼の)負担を決めていた」という。【藤原崇志】
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