インターネットの掲示板や電子メールでの自殺予告で、全国の警察が2008年中にプロバイダーなどから情報を得て176人(前年比71人増)について安否を確認、うち10人が実際に自殺を図り7人が死亡していたことが12日、警察庁のまとめで分かった。
3人は警察官などにより手当てを受けるなどして一命を取り留めた。このほか、自殺の恐れがある92人について警察官らが説得。いたずらは74人で、書き込んだり発信した人が判明せず安否が確認できなかったのは20人だった。
情報開示を求めたのは180件(同59件増)。予告は電子掲示板が最も多く112件で、電子メールが60件、チャットが8件だった。
本人による書き込みなどは15件で、一般からの通報が92件、サイト管理者からが47件、警察庁が運営を委託しているインターネット・ホットラインセンターからも8件あった。
(共同)