東京都杉並区で女児を車に連れ込み体を触ったなどとして、わいせつ目的略取と強制わいせつの罪に問われたロックバンド「JELLY→」(解散)のドラム担当清水康平被告(29)の判決公判は12日、東京地裁でいったん開かれたが、角田正紀裁判長は判決言い渡し日を24日に延期する決定をした。
弁護側が、被害者側との示談成立見込みを理由に、弁論再開を申し立てたのを認めた。
清水被告は起訴事実を認めており、検察側は「白昼堂々、抵抗できない女児にわいせつ行為をし、口止めもした卑劣な犯行」と、懲役7年を求刑していた。
起訴状では、清水被告は昨年9月9日夕、杉並区の住宅街に車を止め、通り掛かった当時9歳の小学4年の女児の腕をつかんで後部座席に押し込み、胸をデジタルカメラで撮影。下半身を触るなどした、としている。
バンドは名古屋市で結成され、ライブを中心に東京で活動。事件を受けて昨年11月、解散した。