日本とブラジルが主催し、米国や欧州連合(EU)、中国、インドなど約20の国と地域が参加する地球温暖化対策の非公式会議が12日、都内で始まった。
外務省の古屋昭彦・地球環境問題担当大使とブラジルの気候変動担当大使が共同議長を務め、今年末に交渉期限を迎える、京都議定書に定めのない2013年以降の温暖化対策の国際枠組みづくりなどについて討議。13日に議長総括をまとめて閉幕する予定。
会議では、次期枠組みで先進国が負うべき削減目標や、発展途上国の取るべき削減対策、途上国が気候変動の悪影響に対応するための支援の在り方などを議論する。 オバマ政権発足直後で対応が注目される米国だが、出席者は政治任用された政府高官ではないため、会議では踏み込んだ発言はしないとの見方が出ている。