自民党を離党した渡辺喜美元行政改革担当相(56)が11日、都内のホテルで脱官僚を旗印に掲げる「国民運動体」の発足式を行った。式には江田憲司衆院議員、作家の堺屋太一氏、作曲家の三枝成彰氏、三重県松阪市長に最年少33歳で当選した山中光茂氏らが参加。「官僚の天下りを全面禁止」など10のアジェンダ(検討課題)を提示した。
離党から1か月、ついに動き出した渡辺氏は「非常に幅広い分野から人が集まった。この国の閉塞感を打破し、政治を国民の手に取り戻す」と決意を語った。麻生太郎首相の郵政民営化に対する発言については「麻生総理の発言は論外なので、論評はいたしません」とはねつけた。
(2009年2月12日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090212-OHT1T00054.htm