【ロンドン=是枝智】仏自動車大手のプジョー・シトロエングループ(PSA)は11日、今年から来年にかけて全従業員の約5%にあたる1万1000人以上の人員を削減する方針を明らかにした。
解雇は行わず、原則として希望退職を募る。世界的な景気低迷で業績が急速に悪化していることに対応する。
PSAが同日発表した2008年12月期(通期)決算は、下期の急激な自動車販売の落ち込みを受けて、純利益が3億ユーロ(約350億円)の赤字に転落した。07年は8億ユーロの黒字だった。
フランス政府は、PSAとルノーに対し、それぞれ30億ユーロの低利融資を行う救済措置を決めたばかりだった。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090212-OYT1T00117.htm