九州北部、山口県地方は12日午前、移動性高気圧に覆われて各地で好天に恵まれ、3月中旬並みの暖かな日和となった。
福岡管区気象台によると、最低気温は福岡市で平年より3・1度高い6・6度を観測したほか、下関市8・1度(平年4・1度)、大分市4・2度(同2・0度)と暖かい朝だった。
福岡市ではこの日黄砂が初めて観測された。九州新幹線の全面開業に合わせて建設が進むJR博多駅の工事現場で稼働中の大型クレーンは、約2・5キロ北西の博多ポートタワーから見ると、ぼんやりとかすみがちだった。
気象台によると好天は12日までで、同日夜からは低気圧の影響で徐々に風が強まり、春一番を観測する可能性が高まっている。13日は昼過ぎから各地で雨が降る見込み。