2007年7月に起きた新潟県中越沖地震後、運転停止している東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市、刈羽村)7号機について、経済産業省原子力安全・保安院は12日、事実上の運転再開となる試運転「起動試験」を認める報告書案を関連審議会の作業部会に提出した。
報告書案は、13日に開かれる審議会で了承される見通しだ。ただし、実際の起動試験は、東電が安全協定を結ぶ新潟県、柏崎市、刈羽村の了解が必要となる。
7号機は、同発電所にある全7基のうち、地震被害が最も軽かったとされる原発。耐震補強工事が昨年11月に終了、核燃料を原子炉に装てんする作業も終わるなど、復旧作業が最も進んでいた。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090212-OYT1T01176.htm