【イスラマバード=酒井圭吾】アフガニスタンの首都カブールで11日、法務省など政府機関を狙った自爆テロ2件、同未遂事件1件がほぼ同時刻に起きた。
保健省によると、警官や市民など少なくとも26人が死亡、55人が負傷した。
犯行後、旧支配勢力タリバンは、地元メディアに対し「自爆テロ要員7人を送り込んだ」と犯行声明を出した。
米オバマ政権でアフガン・パキスタン問題を担当するホルブルック特別代表は12日にもカブール入りを予定しており、政府や米国に対して「警告」を発する狙いのテロだったと見られる。
アフガン南部ヘルマンド州でも11日、道路に仕掛けられた爆弾が2発爆発し、治安部隊8人が死亡した。カブールの事件との関連は不明。