青森県警は12日、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で弘前署地域課の男性警部補(46)を書類送検するとともに懲戒免職とした。監督責任を怠ったとして、署長の警視(59)ら同署幹部4人を戒告などにした。
調べでは、警部補は1月30日夜、弘前署の新人歓迎会で飲酒後、青森市で呼気1リットル当たり0・15ミリグラム以上のアルコールが検出される状態で乗用車を運転した疑い。
また県警は、道交法違反(事故不申告など)容疑で七戸署の男性巡査部長(57)を書類送検するとともに停職1カ月とした。
調べでは、巡査部長は昨年12月14日朝、睡眠導入剤の影響が残る状態で乗用車を運転、同県東北町で物損事故を起こしたが直ちに通報しなかった疑い。さらに、巡査部長は同日午後、酒気帯び運転に満たない検出値だったもののアルコールを帯びて車を運転していたという。
山本博之警務部長は「県民の信頼を裏切ったことを深くおわびする」とコメントした。