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2009年02月11日(水) 19時01分

<小沢代表>米国務長官との会談、慎重に判断毎日新聞

 クリントン米国務長官が、民主党の小沢一郎代表に、16日からの来日中の会談を同党関係者を通じて打診した。小沢氏は応じるかどうかを慎重に判断する構えだ。沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題で民主党は、日米で合意した県内移設ではなく、県外・国外移転を主張している。米側は同党の主張に高い関心を寄せており、会談が実現すれば主要議題の一つになるとみられる。

 党関係者によると、米側からの打診は今月上旬、米大使館関係者を通じてあった。「野党第1党党首と国務長官が会うのは当然」としているという。米側は17日の会談を希望するが、小沢氏側はクリントン長官と中曽根弘文外相との会談後となることに難色を示し、応じるかどうかを決めていない。小沢氏は党幹部に「日程が合えば会うが、選挙準備が優先」との意向を示しているという。

 民主党は昨年7月にまとめた党沖縄ビジョンで、普天間飛行場の県内移設について「県外移転の道を引き続き模索すべきで、戦略環境の変化を踏まえて国外移転を目指す」としている。【渡辺創】

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